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外貨準備(がいかじゅんび)

解説

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政府や中央銀行が保有する外貨建て資産のこと。債券や金、預金などで構成されます。為替介入の資金になるほか、通貨危機で外貨建ての債務の返済が困難になる事態に備えて蓄えられます。日本は借金の一種である政府短期証券を発行して円資金を調達し、円売り・外貨買いの為替介入を行い、外貨準備を積み上げてきました。財務省(外国為替資金特別勘定)と日銀が保有しています。その保有量のことを「外貨準備高」といい、財務省が毎月公表しています。中国やシンガポールでは、外貨準備を原資に政府系ファンドを設立し、外国株式などで積極運用するケースもあります。

情報提供:株式会社時事通信社