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外貨建てMMF(がいかだてえむえむえふ)

解説

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外国で作られた投資信託のひとつで、格付けの高い外貨建ての短期証券(CP、銀行引受手形、政府またはその機関の発行した証券など短期証券)や国債などの短期債券などを中心に運用される商品。外貨建てMMF(マネー・マーケット・ファンド)といい、略称は同じMMFでもMMF(マネー・マネジメント・ファンド)とは名称が異なります。運用実績に応じて毎日分配が行われ、当該分配金は毎月最終取引日にまとめて元本に再投資されます。元本は保証されていませんが、運用通貨ベースの元本割れリスクは比較的小さく、少額からいつでも申し込み・換金できることから利便性も高いといえます。ただし、基準通貨が外貨であるため、円ベースで考える投資家にとっては為替の変動によるリスクがあります。

ひとくちメモ

分配金は、一律20%の源泉分離課税となりますが、売却益・為替差益については課税されませんでした。しかし、金融所得課税一体化に向けて2016年1月から一部の公社債等が上場株式と同じ税制になり、売却益・為替差益は申告分離課税となりました。売却損・為替差損が発生した場合は、株式等との売却益と通算して相殺できます。

情報提供:株式会社時事通信社