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BRICS(ぶりっくす)

解説

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 ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)の英語の国名の頭文字をとった造語。成長が著しい新興国として、米投資銀行のゴールドマン・サックス社が投資家向けリポートで取り上げたことから広まりました。当初は、南アフリカを除いた4カ国で、「BRICs」との表記でしたが、複数形を表す「s」を大文字にして南アフリカを加えた新興5カ国を指すようになりました。

ひとくちメモ

中国やロシアは米欧への対抗軸形成に向けてBRICSの拡大・強化を目指しており、2023年8月のBRICS首脳会議で、24年1月から新たにアルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)の6カ国を正式メンバーとして加えることが発表されました。BRICS加入には40カ国以上が関心を持ち、20カ国以上が正式申請していたとされています。

情報提供:株式会社時事通信社