【Vol.175】運⽤を考えないことは「リスク」とはどういうことですか︖
2023年8月23日
長引く低金利によって、預金などでは資産を増やすことが難しいなか、物価の上昇や社会保険制度の見直しなどで支出が増加してしまう可能性があるからです。
昨今、日本でも本格的なインフレ(物価上昇)の波が押し寄せています。一方、2023年7月に日銀がイールド・カーブ・コントロールの柔軟化を発表して日本の長期金利は上昇しつつありますが、当面は現在の大規模金融緩和政策の継続が見込まれており、預金等の低金利は長引きそうです。こうした中で運用を考えずにお金を金融機関にそのまま預けておくと、お金の価値の実質的な目減りなどが懸念されます。
2024年1月から新しいNISAが導入される等、資産運用を後押しする動きがある一方、今後も社会保険制度の見直しや増税等は予想され、家計にとって一段の負担となる支出増についても考慮する必要があります。このため、今ある資産を守るためにも、運用を考えないことはリスクとなりそうです。
関連マーケットレポート
- なるほど!ザ・ファンド
- なるほど!ザ・ファンド