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「季節予報」は暑い夏を予想(日本)【キーワード】

2017年5月31日

<今日のキーワード>
気象庁は、1カ月間、3カ月間といった期間を対象として大まかな天候を予測し、「季節予報」として発表しています。「季節予報」には全国を対象とした「全般季節予報」と、各地方を対象とした「地方季節予報」があります。「全般季節予報」は気象庁本庁が発表し、「地方季節予報」は全国を11に分けた予報区ごとに、それぞれを担当する気象官署が発表します。

【ポイント1】「季節予報」は1カ月から3カ月、6カ月先を予報

5月発表分の3カ月予想は6月から8月の見通し

■「季節予報」には、 1カ月、3カ月、暖候期や寒候期は6カ月先の予報があり、予報期間や発表日が異なります。4種類の予報はそれぞれ定期的に発表されます。5月24日に発表された3カ月予想は、6月から8月の天候見通しとなります。

■「季節予報」では、1カ月や3カ月間の天候(気温や降水量)を平年と比べて、「低い(少ない)」、「平年並み」、「高い(多い)」の3つの階級で示します。1981年から2010年までの30年間の値のうち、11番目から20番目までを「平年並み」として、上下で3つに分けます。

【ポイント2】今夏の気温は高い見通し

降水量はほぼ平年並みの見込み

■5月24日に発表された3カ月予報によれば、全国的に暖かい空気に覆われやすく、盛夏時には太平洋高気圧が張り出しやすいため、気温は全国的に
高い見込みです。月別では、8月の気温が高い見込みです。一方、降水量は西日本太平洋側では、梅雨の時期は梅雨前線に向かって南から湿った空
気が流れやすく、平年並みか多い見込みです。その他の地域はほぼ平年並みと予想されています。

【今後の展開】暑い夏は、回復基調の消費に追い風

■4月の「全国百貨店売上高」は、前年同月比+0.7%(店舗数調整後)と14カ月ぶりに増加に転じました。輸入時計を中心に美術・宝飾・貴金属といった高額商品が増加となりました。

■個人消費は良好な雇用環境や株高による資産効果を背景に底堅く推移しています。「季節予報」の通り、今年の夏の気温が全国的に高くなれば、消費の追い風となるとみられます。

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