三井住友アセットマネジメント

ホーム

お気に入りファンド

文字サイズ

マーケットレポート

MARKET REPORT

今年を振り返るキーワード②『トランプ政権1年目』【キーワード】

2017年12月25日

<今日のキーワード>
大統領選挙後に株価が大きく上昇するなど期待を背負って始まった『トランプ政権1年目』でしたが、当初掲げられた政策はあまり実現せず、成果は足元でようやく議会で可決された大型減税などに限られます。ツイッターの頻繁な更新や、重要閣僚の任用の遅れや相次ぐ辞任など、これまでの大統領にはないユニークさで話題となったトランプ大統領。今年抱えた多くの課題に如何に対処していくのか来年以降もその動向が注目されます。

【ポイント1】大型減税の可決は大きな成果

アメリカで重視されている考え方とは異なる政策などで物議をよんだ

■1月20日、ドナルド・トランプ氏が「アメリカファースト(米国第一)」を掲げて第45代大統領に就任しました。実施をうたった政策には、医療保険制度改革法(オバマケア)の見直し、大型減税、環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱や北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉、犯罪歴のある不法移民の強制送還やメキシコ国境への壁の建設などがありました。アメリカで重視されている自由の尊重の考え方と異なる政策や、他国の負担や犠牲が含まれる政策もあり、物議をかもしたものも少なくありません。

■これらは今のところあまり実現していませんが、12月20日に議会で可決された大型減税は大きな成果と言えます。これは、今後10年間で1.5兆ドルの減税を目指すもので、連邦法人税率は35%から21%へ引き下げられ、日本やドイツなどよりも低くなります。所得税では1兆ドル規模の減税となります。

【ポイント2】これまでの大統領にはないユニークさで話題に

閣僚の任用の遅れやロシアゲート疑惑により政権運営は難航

■『トランプ政権1年目』の特徴は、政策よりもむしろツイッターを通じた頻繫な情報発信と言う、これまでの大統領には見られなかったユニークさや、重要閣僚の相次ぐ辞任と言った話題性にあったとも考えられます。

■また、重要閣僚の任用が遅れ気味である他、トランプ大統領自身もロシアとの間に不明瞭な関係があったのではないかとされる、いわゆるロシアゲート疑惑の渦中にいることも、政権運営を難しくしています。

【今後の展開】1年目に抱えた多くの課題を如何に対処していくのか注目

■昨年の大統領選挙後には株価が大きく上昇するなど、期待を背負って始まった『トランプ政権1年目』でしたが、むしろ多くの課題を抱える1年になったと言えそうです。政策の実現は、議会の協力がないとすすめられませんが、今のところ与党・共和党がトランプ大統領の下で団結しているようには見受けられません。対外的にも、北朝鮮、中東などの地政学リスクにどう対処していくか、また、中国やロシアといった大国に対していかに優位性を保ち続けられるかと言った難しい課題を抱えています。アメリカの優れた政治的リソースを結集し、より良い社会・経済の構築を進めて欲しいものです。

  • 当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
  • 当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
  • 当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
  • 当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
  • 当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
  • 当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
  • 当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

ページ上部へ