ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2018/2/26-3/2)【ウィークリー】

先週のマーケットの振り返り(2018/2/26-3/2)【ウィークリー】

2018年3月5日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
主要国の株式市場は下落しました。米国株式市場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言がタカ派的であったことや、、米国が鉄鋼、アルミへの関税を引き上げると表明したことなどを受けて下落しました。NYダウは週間では3.05%下落しました。日経平均株価はパウエルFRB議長の議会証言や、米国が鉄鋼、アルミへの関税引き上げを表明したことなどを受けた米国株安や、105円台まで進んだ円高等を嫌気して下落しました。週間では3.25%下落しました。欧州株式市場では、独DAX指数は世界的な株安や大連立政権樹立への不透明感などから週間では4.57%下落しました。英国FTSE指数は下落しました。中国株式市場は、上海総合指数、香港ハンセン指数ともに下落しました。

<債券>
主要国の10年国債利回りは小幅な動きとなりました。米国の10年国債利回りは、パウエルFRB議長の議会証言がタカ派的であったことを受けて、2.9%台まで上昇しました。その後は米国が鉄鋼、アルミへの関税引き上げを行うと表明して株式が下落し、リスク回避の買いが入り金利は低下しました。結局週間ではほぼ横ばいとなりました。英国の10年国債の利回りはEU離脱交渉への不透明感などから週間では0.047%低下しました。

<為替>
円は主要国通貨に対して上昇しました。対ドルでは米国が鉄鋼、アルミの関税を引き上げると表明してことや、黒田日銀総裁が出口戦略の時期を2019年度ごろと示唆したことなどから、週間では1.07%の円高となりました。対ユーロでは、週間では0.90%の円高となりました。

<商品>
原油は、米週間原油在庫の増加が予想を上回ったことなどから、週間では3.62%下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

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