ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2018/7/2-7/6)【ウィークリー】

先週のマーケットの振り返り(2018/7/2-7/6)【ウィークリー】

2018年7月9日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
主要国の株式市場はまちまちとなりました。米国株式市場は、週末6日に中国製品に対する制裁関税の発動を控えるなか、週前半は様子見姿勢が強い展開となりました。5日には駐独米大使が米国とEU間の自動車の関税をゼロにすると提案したことで貿易戦争への過度な警戒感が後退し上昇しました。6日には予定通り米政府による340億ドルの中国製品に対する追加関税が発効されましたが、市場の反応は限定的となり続伸しました。NYダウは週間では0.76%上昇しました。日本株式市場では、米中貿易摩擦への警戒からリスク回避姿勢が強まる中、日経平均株価は週初は492.58円安と大幅下落して始まりました。その後も週末に中国製品に対する制裁関税の発動を控え続落、週末の6日は予定通り発動されましたが、材料出尽くし感が強まり反発しました。週間では日経平均株価は2.32%下落しました。欧州株式市場は、ドイツDAX指数は上昇、英FTSE指数は下落しました。中国株式市場では、上海総合指数、香港ハンセン指数は米中貿易摩擦激化への警戒感や人民元安などを嫌気して下落しました。

<債券>
欧米の10年国債利回りは小幅低下しました。米国の10年国債利回りは、米中貿易摩擦激化の懸念などから低下しました。週間では0.038%低下しました。ドイツと英国の10年国債利回りは小幅低下しました。日本の10年国債利回りはほぼ横ばいとなりました。

<為替>
円は主要通貨に対してまちまちとなりました。対ドルでは、円は米中貿易摩擦激化の懸念などから0.26%上昇しました。対ユーロでは、イタリア財務相がユーロ圏離脱に否定的な発言をしたことなどから0.32%下落しました。

<商品>
原油価格はサウジアラビアなどの増産懸念や高値警戒感から下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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