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【デイリー No.457】米国のISM指数(1月) ~在庫を積み増す動きが加速~

平成22年2月4日

平素は弊社をお引き立て賜り、厚く御礼申し上げます。米国サプライマネジメント協会(以下、ISM1日に発表した1月のISM製造業景況感指数に基づき、弊社の見方をご報告申し上げます。

<ポイント>
●1月のISM製造業景況感指数は58.4ポイントと、12月の54.9ポイントから大幅に上昇しました。
●先行きを示す新規受注が高い水準から一段と上昇し、生産や雇用の改善に波及しています。
●在庫の積み増しが当面の米国景気を押し上げ、その後も雇用改善などから回復は続きそうです。

1.2009年後半にかけて堅調さが目立つ


(出所)米国サプライマネジメント協会(ISM)
グラフはBloombergのデータを基に
三井住友アセットマネジメント作成

 米国の製造業の景況感は2009年後半以降、在庫調整の進展などによって改善し、2009年末にかけては堅調さが一段と目立ってきました。

2.一段と堅調、在庫を積み増す動きは加速

 1月のISM製造業景況感指数は58.4ポイントと、12月の54.9ポイントから大幅に上昇し、市場予想の55.5ポイント(ブルームバーグ集計による中央値)も大きく上回りました。中立水準である50.0ポイントを超えるのは6カ月連続です。
 指数の内訳を見ると「新規受注・生産・雇用・入荷遅延・在庫」の5要素全てが上昇しました。このうち先行きの動向を表す「新規受注」が65.9ポイントと、高い水準から一段の改善が続きました。1月は現状の動向を示す「生産」も、これに連れて大幅に改善しました。また、全体から遅れて推移する傾向がある「雇用」も改善が見られました。これは在庫の積み増しペースが加速し、製造業の人員増強に波及しているものと思われます。一方、こうした増産の動きにもかかわらず、顧客の在庫状況を示す指数などは過去最低を更新しており、現状では、需要の回復ペースが生産の増加ペースを引き続き上回っていると思われます。

3.今後の市場見通し

 在庫の不足感と積み増しの動きは少なくとも2010年半ば頃まで続きそうです。米国では在庫が適正水準に戻るまで景気が押し上げられ、その後も雇用情勢の改善に伴う需要回復により、景気は持続的に回復しそうです。
 米国の株式市場は、好調な企業業績がある程度織り込まれており、短期的に上値が抑えられる可能性もありますが、中期的には一段の景気・企業業績の改善が株価を支え、上昇が見込まれます。債券市場は、景気の回復につれ利上げが意識されやすく、債券価格は緩やかに低下しそうです。為替市場は、米国の利上げが視野に入るに伴って円高・ドル安懸念が徐々に収まり、再び一進一退となりそうです。

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