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【デイリー No.461】中国の自動車市場(1月) ~販売台数は大幅に記録更新~

平成22年2月12日

 平素は弊社をお引き立て賜り、厚く御礼申し上げます。中国汽車(自動車)工業協会が9日に発表した1月の新車販売動向などに基づき、以下のとおり弊社の見方をご報告申し上げます。

<ポイント>
●1月の新車販売台数は前年同月比124%増の166万台と、単月での記録を大幅に更新しました。
●政府の購入支援策の延長などを背景に、マイカーブームが広く農村部などに拡大しています。
●2010年通年での販売台数が、1,700万台に達するとの見方も浮上しています。

1.販売台数は2009年に世界一に


(出所)中国汽車(自動車)工業協会
グラフはBloombergのデータを基に
三井住友アセットマネジメント作成

 中国では政府の購入支援策などが奏功し、2009年の新車販売台数は前年比46.2%増の1,364万台と、米国を抜いて世界一になりました。

2.販売台数は大幅に記録更新

 1月の新車販売台数(商用車含む、中国国内生産分のみ)は前年同月比124%増の166万台と、単月での販売記録を大幅に更新しました。1月は乗用車・商用車ともに販売が急増しました。乗用車の販売台数は前年同月比113%増の131万台、商用車は同177%増の35万台に達しました。
 政府が2009年年末で終了としていた購入支援策を継続・一部拡充したことは、自動車市場の好材料です。政府は農村向け普及策や排気量1,600cc以下の乗用車の購入税の低減措置(ただし、年末まで5.0%だった税率は7.5%に。本来は10.0%。)を1年間延長し、中古車からの買い替え補助金の上限額も引き上げました。

3.今後の市場見通し

 中国では賃金上昇に伴う中間層の拡大に加え、政府の支援策などにより、マイカーブームが広く内陸部・農村部に拡大しています。一方、市場の成長を見込んだ外資系企業が中国向けの対応を強化しているほか、国内企業も政府主導の再編を前に生産能力を増強しているため、中期的には過剰な生産能力を抱える可能性も指摘され始めています。ただし、現状のような強い需要は、こうした懸念の緩和に繋がる好材料です。現在、一部の業界団体からは2010年の販売が1,700万台に達するとの見方も浮上しています。
 中国本土・香港の株式市場では、2009年前半の株価上昇ペースが急であったことや金融政策への懸念などから2009年半ばに一服感も見られましたが、比較的高い成長力を持つ中国経済や企業業績を評価する動きが再開しています。2010年初からの金融政策に関する決定が短期的な上値の抑制・調整材料となる可能性もありますが、中期的には中国・世界経済の回復、企業業績の上方修正から、株価は底堅いと思われます。

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