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東南アジア諸国連合(とうなんあじあしょこくれんごう)

解説

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英語表記「Association of South‐East Asian Nations」の略で「ASEAN」と呼ばれます。タイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシアの5カ国が1967年、地域の平和と安定に取り組む「バンコク宣言」を発表して設立しました。84年にブルネイが加盟し、現在はベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマーを加えて構成されています。2015年末に政治・安全保障、経済、社会・文化を柱とする協力関係の構築を目指して共同体を発足させました。域内の人口は6億7333万人(21年時点)で、GDPは3兆3,433億ドル(世界の3.5%)。経済規模では欧州連合(EU)に及びませんが、人口はEUを上回ります。日中韓を加えた枠組みは「ASEANプラス3」と呼ばれます。ASEANと日中韓、豪州、ニュージーランドが参加する貿易協定として、「地域的な包括的経済連携(RCEP)」があります。

情報提供:株式会社時事通信社