総損失吸収力
(そうそんしつきゅうしゅうりょく)

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日米欧などの金融当局で構成する金融安定理事会(FSB)が制定した新たな資本規制のこと。英語表記「Total Loss-Absorbing Capacity」の略で「TLAC」ともいいます。破綻した場合に金融市場への影響が大きい巨大銀行に対して、経営難に陥った際に税金(公的資金)で救済しなくてもすむように、資本や社債の積み増しを求める規制です。銀行の自己資本基準である「BIS規制」とは別のもので、従来のBIS規制の自己資本に加え、債権者に元本の削減、免除を要求できる債券や預金保険の対象外の預金を含めることで資本バッファーを確保するものとなっています。公的資金を使わないで済むようになる代わりに、債権者や預金者などが負担を負う仕組みとなっています。TLACに対応するために銀行の持ち株会社が発行する社債のことを「TLAC債」といいます。

日本では、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループの3メガバンクがこの規制の対象となります。

情報提供:株式会社時事通信社

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