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『仮想通貨』を理解するシリーズ4【キーワード】

2018年3月9日

<今日のキーワード>
『仮想通貨』の売買は、「取引所」や「交換所」、「販売所」と言われる業者のホームページを通じて行います。主に『仮想通貨』の価格変動性の高さから収益をあげようとする人々から人気を博している『仮想通貨』取引ですが、売買や交換に関わるトラブルが続いている他、マネーロンダリングが疑われる面もあります。金融庁も顧客保護とマネーロンダリング防止の観点で、業者の監視を強めています。

【ポイント】『仮想通貨』の売買は専門の業者を通して行います

■『仮想通貨』の売買は、「取引所」や「交換所」、「販売所」と言われる業者のホームページを通じて行います。

■「取引所」や「交換所」は、『仮想通貨』を売りたい/買いたい人の注文をまとめ、売り/買いで価格・数量が一致すれば取引を成立させます。一方、「販売所」は、『仮想通貨』を買いたい/売りたい人と直接売買を行います。

■「交換所」での売買と「販売所」での売買の違いは二つあり、提示される売値と買値の差と、売買できる数量です。「交換所」は売り手と買い手をつないで取引を成立させる一方、「販売所」は業者が価格変動リスクを負うため、提示される売値と買値の差が大きくなります。売買できる数量は、「交換所」は場に出ている数量分ですが、「販売所」は業者に対して売り買いするため、売買量は比較的自由に決められます。

■マスコミをにぎわす『仮想通貨』に関する不正や事件は、業者でのセキュリティ管理の甘さなどが原因となっています。金融庁は、17年4月施行の改正資金決済法に基づき安全対策や内部管理が十分か審査を行った上で業者の登録を行います。ただし、登録業者でもシステム障害を起こしていることもあり、業者のさらなる経営改善が望まれています。報道によると、金融庁は今年に入り業者への検査を行い、顧客保護やマネーロンダリング防止の点で問題がある業者に対する行政処分を含め、監督を強化する模様です。

■日本で『仮想通貨』の取引量が大きく、代表的と言われる業者をまとめたのが以下の表です。

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