ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2018/6/25-6/29)【ウィークリー】

先週のマーケットの振り返り(2018/6/25-6/29)【ウィークリー】

2018年7月2日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
主要国の株式市場は下落しました。米国株式市場は、25日にトランプ政権が知的財産の保護を目的に主として中国資本が25%以上の企業を対象に対米投資制限を検討するとしたことで、NYダウは300ドルを上回る下落となりました。週後半は原油高を受けてエネルギー株が上昇したことなどから下落幅を縮小しましたが、週間では1.26%下落しました。日本株式市場では、米中貿易摩擦への警戒や米国株安に加えて、アジア株や欧州株も軟調となり、週を通して下落基調となりました。週間では日経平均株価は0.94%下落しました。欧州株式市場は、ドイツDAX指数は、貿易摩擦への懸念や移民問題をめぐるメルケル独政権に対する警戒感などから下落、英FTSE指数も下落しました。中国株式市場では、上海総合指数、香港ハンセン指数は中国の預金準備率が引き下げられたものの、市場への影響は限定的で、米中貿易摩擦激化を懸念して下落しました。

<債券>
欧米の10年国債利回りは低下しました。米国の10年国債利回りは、米中貿易摩擦激化の懸念などから低下しました。週間では0.035%低下しました。ドイツと英国の10年国債利回りは低下しました。日本の10年国債利回りはほぼ横ばいとなりました。

<為替>
円は主要通貨に対して下落しました。対ドルでは、トランプ大統領が、中国企業の対米投資を巡り、中国だけを狙い撃つ正面からの衝突を避けたため、米中貿易摩擦激化への懸念が和らぎ下落しました。対ユーロでも、円はEU首脳会談で難民問題に合意したことなどから下落しました。

<商品>
原油価格は米国が同盟国に対して11月までにイランからの原油の輸入停止を要求したため、大幅に上昇しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

関連マーケットレポート