マーケットレポート

MARKET REPORT

インド総選挙、与党が圧勝
モディ政権は2期目へ、株式市場は堅調推移

2019年05月24日

【ポイント1】インド人民党が圧勝

過半数を超え、前回を上回る勢い

■23日に開票が行われたインドの総選挙は、モディ首相率いるインド人民党(BJP)が過半数の議席を獲得し、事前予想を上回る勝利となりました。

■選挙管理委員会によれば、下院の定数545議席のうち517議席が確定した時点で、BJPは293議席を獲得し、過半数を超えています。更に10議席の優勢が見込まれており、合計で300議席を超え、前回選挙を上回る圧勝となる勢いです。

【ポイント2】高い経済成長などが背景

モディ政権は2期目へ

■BJPが勝利した背景には、第一に、モディ首相が約7%という高い経済成長を達成したことがあります。また、軍事的緊張関係が続くパキスタンとの紛争で、強気の姿勢をアピールしたことも国民の支持につながったとみられます。

■モディ首相は23日夜、支持者を前に勝利宣言を行い、「国民のために全力を尽くす」と述べ、首相続投へ意欲を示しました。モディ首相は2期目の選挙公約で、160兆円相当のインフラ投資や農業の底上げを柱に据え、一段の経済成長を目指しています。

【今後の展開】モディ政権継続による経済成長期待から株式市場は堅調

■インド株式市場では、与党連合が過半数を獲得するとの民間出口調査を受けて、20日に主要株価指数のSENSEXが過去最高値を更新するなど、株価が急反発していました。23日の開票で与党圧勝の見通しが伝わる中、SENSEX指数は取引時間中に、一時初めて40,000ポイントを超えました。引けにかけては、利食いに押されたものの、過去最高値圏にあります。これまで高額紙幣廃止や物品サービス税導入など経済改革を推進してきたモディ政権の継続が確実になったことで、株式市場は買い安心感が強まり、経済成長期待から今後も堅調に推移しそうです。